経理代行とは?頼める業務の内容や税理士に頼むメリットとは?

「毎月の経理作業に追われて本業に集中できない!」
「気がついたら領収書が山積み…」
そんなお悩み、ありませんか?
経営者やフリーランスの方にとって、経理は避けて通れないけれど、できれば誰かに任せたいと思う業務のひとつですよね。
でも「税理士に頼むべき?」「経理代行業者との違いは?」など、わからないことが多くて、結局そのまま…という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな方のために、
- 経理代行ってそもそも何?
- 税理士に頼むメリットは?
- どんなサービスがあるの?
- 自分に合う選び方や費用の目安は?
といった疑問にやさしく、わかりやすくお答えしていきます!
経理の悩みをスッキリ解消して、もっと本業に集中できる時間と心の余裕を手に入れましょう!
目次
経理代行とは何か
「経理」と聞くと、なんとなく堅苦しくて地味なイメージがあるかもしれません。でも、実はこの“経理”こそが、会社のお金の流れを管理し、経営を支える大事な存在なんです。
とはいえ、経理業務って実際にやってみると…
- 領収書の整理が面倒
- 会計ソフトの使い方がわからない
- 毎月の記帳が追いつかない
- 税金のことまで頭が回らない!
そんな悩みを抱える中小企業や個人事業主の方は多いのではないでしょうか?
そんなときに助けてくれるのが、「経理代行サービス」です。
経理のプロに日々の処理を任せることで、本業に集中できるようになるだけでなく、税務や資金繰りの見える化まで一気に楽になります。
ここからは、そもそも経理代行サービスってどんな内容なのか? という基本から、詳しく解説していきます!
基本の経理代行サービス
経理代行サービスとは、一言でいうと「経理業務をまるっと外注するサービス」のことです。
経理担当者を社内で雇わなくても、専門家に依頼することで、経費精算から帳簿の作成、給与計算、請求書の管理まで幅広くカバーしてくれるのが特徴です。
例えばこんな業務を代行することができます。
- 領収書・レシートの整理
- 現金出納帳の作成
- 仕訳・記帳(会計ソフトへの入力)
- 売上や支出の集計
- 給与計算・振込代行
- 請求書・納品書の発行・管理
- 年末調整や法定調書の作成補助
日々のルーティン業務から、税理士が必要とする“帳簿の整備”まで任せられるので、「経理って何をすればいいの?」という初心者の方にもピッタリです。
また、代行の方法も柔軟で、書類を郵送したり、クラウド上でデータを共有したり、定期的に訪問してもらうなど、自分のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。
さらに、税理士が関わる経理代行サービスなら、ただの作業代行だけでなく、
- 節税のアドバイス
- 税務署対応
- 決算書の作成
- 融資のサポート
など、将来的に必要になる「経営の心強い味方」としての支援まで受けられます。
「人を雇うほどではないけど、経理はプロに任せたい」
そんな方には、まさに理想的なサービスです!
\経理代行ついてご検討中の方はお気軽にご相談ください☺/
経理代行のメリットとデメリット
「経理を外注するって便利そうだけど、実際どうなんだろう?」
そんな疑問を持っている方のために、ここでは経理代行サービスのリアルないいところと気をつけたい点をまとめました。
導入する前に知っておきたいポイントを、わかりやすく解説していきます!
経理代行サービスを利用するメリット
まずは、経理代行サービスを利用することで得られる嬉しいメリットから見ていきましょう!
1. 本業に集中できる!
なんといっても一番のメリットはこれです。
毎月の記帳や経費精算、領収書の整理…これらを全部やっていると、あっという間に時間がなくなりますよね。
経理代行を頼めば、面倒な事務作業から解放されて、本業や売上アップに専念できるようになります。
2. 専門家に任せられる安心感
税理士が関わっている代行サービスなら、税金や会計のプロが内容をチェックしてくれるので、ミスや漏れの心配も減らせます。
確定申告や決算前になって慌てることも少なくなります。
3. コスト面でも実はお得
「人を雇うより外注した方が安くすむ」
これはよくあるケースです。
特にスタートアップや個人事業主の場合、正社員を雇うほど業務量がないけど、手が足りないという時にぴったりです。
しかも、社会保険や賞与なども必要ないので、経費のコントロールがしやすくなるんです。
4. 急な人手不足に強い
「担当者が辞めてしまった…」「経理の人が産休に入る…」といったときも、代行サービスを利用していれば安心。
業務が止まるリスクを回避できるのも、見逃せないメリットです。
経理代行サービスを利用するデメリット
いいところばかりに見える経理代行ですが、もちろん注意すべき点もあります。
導入前にしっかりチェックしておきましょう!
1. 外部に情報を預ける不安がある
経理には売上・支出・給与などの重要な情報が含まれます。
信頼できる業者を選ばないと、情報漏えいなどのリスクもゼロではありません。
契約前には、守秘義務や個人情報保護の体制がしっかりしているか確認しましょう。
2. 緊急対応がしにくいケースも
「今すぐ処理してほしい!」といった緊急対応には、すぐに動けないこともあります。
代行業者によっては対応スピードに差があるので、事前に“どこまで対応してくれるか”を明確にしておくことが大切です。
3. 社内にノウハウがたまらない
すべてを外注していると、社内で経理の知識が育ちにくいというデメリットも。
将来的に社内で経理を完結させたい場合は、「どこまで外注して、どこを自社でやるか」のバランスを考える必要があります。
まとめると、経理代行サービスは本業に集中できたり、コスト削減になったりと、導入するメリットは非常に大きいです。
ただし、どの業者を選ぶか、どこまで任せるかで、満足度が大きく変わるサービスでもあります。
税理士と経理代行業者の違い
「経理代行って、税理士に頼むのと何が違うの?」
これは多くの方が感じる疑問です。
一見どちらも「経理をお願いできるプロ」のように見えますが、役割やできる範囲には明確な違いがあります。
簡単に表すと…
項目 | 税理士 | 経理代行業者 |
---|---|---|
業務範囲 | 税務申告・節税対策・決算書作成など | 日々の帳簿づけや領収書整理など |
税務署とのやり取り | 〇(税理士のみ可能) | ×(原則不可) |
資格 | 国家資格が必要 | 資格不要(実務経験が主) |
経営相談 | 〇(専門的アドバイスが可能) | △(対応外のことも多い) |
つまり、税理士は「申告・税金・経営のプロ」、
一方で、経理代行業者は「日々の処理のサポーター」と考えるとイメージしやすいです。
なお、最近では「税理士事務所が経理代行サービスを行っている」ケースも増えてきており、ワンストップで対応できるタイプのサービスも人気です。
「何をどこまで任せたいのか?」を明確にすると、自分に合ったパートナーが見つかりやすくなりますよ!
経理代行サービスの費用相場
「実際、経理代行ってどれくらいの費用がかかるの?」
これは導入を考える上で、とても大事なポイントですよね。
結論からいうと、費用は業務の範囲や依頼先によって大きく変わりますが、おおまかな相場はある程度決まっています。
ここからは、「税理士に依頼する場合」と「フリーランスの代行者に依頼する場合」に分けて、それぞれの費用感を見ていきましょう!
税理士への依頼費用はどのくらいか
税理士に経理を依頼した場合、以下のような料金体系になることが多いです。
月次顧問料(経理代行+税務相談含む)
2万円〜5万円前後
- 記帳代行や領収書の整理、月次の税務相談などを含む場合
- 領収書や仕訳件数が多いと料金もUP
決算料(年1回)
10万円〜30万円前後
- 決算書・申告書の作成含む
- 会社規模によって幅がある
給与計算や年末調整のオプション
5,000円〜数万円/月
税理士は「税務署対応」や「節税アドバイス」もしてくれるため、経営の安心感を求める人におすすめです。
料金はやや高めに感じるかもしれませんが、“税金面での失敗を避けたい人”には十分価値がある投資ともいえます。
フリーランスの経理代行の費用相場
一方、フリーランスや個人事業主として活動している経理のプロに頼むと、比較的リーズナブルな価格で依頼できることが多いです。
たとえば…
記帳代行のみ
5,000円〜2万円前後/月
- 自分である程度整理してから渡すと、コストも抑えやすい
- 案件数や対応スピードによって金額に差が出る
領収書整理・データ入力込み
1.5万円〜3万円前後/月
- 作業量に応じて価格が変動
単発依頼(確定申告時のみなど)
3万円〜10万円前後/1回
「とにかく今だけ手伝ってほしい!」というときに使いやすいのがフリーランスの経理代行。
ただし、税務署への対応や申告はできない点には要注意です。
まとめると、税理士は、料金はやや高めだけど、節税や税務の相談もできて安心。
フリーランスは、コストを抑えたい人や単発利用におすすめです。
「毎月の仕訳だけお願いしたい」のか、「税金面も含めて安心したい」のか、目的によって使い分けるのがベストです!
経理代行を依頼する際の流れ
「そんな経理代行をお願いしてみたいけど、どんな流れになるの?」という方のために、ここでは経理代行を依頼するステップをわかりやすくご紹介します。
① 問い合わせ・相談
まずは、気になる経理代行業者や税理士事務所に問い合わせてみましょう!
この時点では「興味がある程度」でも大丈夫。
どんなサービスが受けられるのか、費用はどれくらいか、などを相談してみましょう。
オンライン相談を受け付けているところも増えているので、気軽にアクションを起こせますよ。
② ヒアリング・見積もり
次に、事業内容や経理の状況についてヒアリングが行われます。
「毎月どれくらいの仕訳があるか」「領収書の管理はどうしているか」など、現在の状況を伝えましょう。
その内容をもとに、具体的な見積もりや提案が提示されます。
③ 契約・導入準備
サービス内容に納得したら、いよいよ契約の締結です。
同時に、実際の業務を始める準備として、
- 書類の共有方法(紙・データなど)
- 会計ソフトの選定・設定
- 業務の担当者やフローのすり合わせ
などを進めていきます。
④ 業務スタート
準備が整ったら、いよいよ経理代行スタート!
最初のうちはお互いにやり方を確認しながらのスタートになることが多いですが、慣れてくればどんどんスムーズになります。
わからないことや気になることがあれば、遠慮せずに質問するのがポイントです。
経理代行サービスを選ぶポイント
経理代行を依頼することにしたとしても、「どこにお願いするか」はとても大事な選択です。
ここでは、後悔しないためにチェックしておきたい3つの選び方のポイントをご紹介します!
自社のニーズに合ったサービスか
まずはここが一番大事になります!
- 記帳だけでいいのか?
- 領収書整理まで含めたいのか?
- 経営の相談にも乗ってほしいのか?
など、「自社がどこまでお願いしたいのか」を明確にしておきましょう。
サービスによっては「記帳だけ」「給与計算は対象外」など範囲が限定されている場合もあります。
可能であれば、複数の業者から提案をもらって比較するのがおすすめです!
コミュニケーションの取りやすさ
経理って、毎月コツコツやり取りが発生する業務ですよね。
だからこそ、「相談しやすい」「返事が早い」などのコミュニケーションのしやすさは非常に重要です。
たとえば…
- 専任の担当者がつくかどうか
- チャットやメールで気軽にやり取りできるか
- 問い合わせへのレスポンスの速さ
などをチェックしてみてください。
相性がよくて気軽に相談できるパートナーだと、長く安心してお付き合いできますよ。
セキュリティ対策は十分か
経理業務は会社の「お金の情報」を扱う大事な部分。
だからこそ、情報管理のセキュリティがしっかりしているかどうかは、絶対に確認すべきポイントです。
たとえば…
- 機密保持契約(NDA)を結んでいるか
- データのやり取りは暗号化されているか
- 紙の資料の管理体制はどうなっているか
など、情報漏えいリスクへの対策が具体的に説明されているかを見ておきましょう。
「なんとなく不安…」という気持ちのまま契約してしまうのはNGです!
- 業務範囲
- 相性・やり取りのしやすさ
- セキュリティ
この3つの視点から、自分の会社に合ったパートナーを選ぶのが成功の秘訣です。
経理代行サービスに関するよくある質問
「気になってるけど、まだちょっと不安…」
そんな方のために、経理代行サービスを検討中によく寄せられる疑問をピックアップしました!
Q1:どこまでの範囲の業務がお願いできるの?
A:業者やプランによって異なりますが、基本的には以下のような業務が対応可能です。
- 領収書や請求書の整理
- 会計ソフトへの入力(記帳代行)
- 売上・支払いの管理
- 給与計算や年末調整(※対応外の業者もあり)
「税務申告」や「税務署への届出」などは税理士しかできませんが、日々の経理業務は幅広くサポートしてもらえることが多いです。
Q2:途中から依頼することもできる?
A:もちろん可能です!
「今まで自分でやってたけど、そろそろ限界…」というタイミングで依頼する方もたくさんいます。
月の途中でも、資料がそろっていればスムーズに引き継ぎできることが多いですよ。
まずは相談してみるのがおすすめです!
Q3:会計ソフトは何を使えばいい?
A:すでに使っているソフトがあれば、それに対応してもらえるケースが多いです。
たとえば、以下のようなクラウド会計ソフトが主流です。
- マネーフォワードクラウド
- freee(フリー)
- 弥生会計
「どれを使えばいいかわからない…」という方も、相談すれば最適なソフトを提案してくれるところも多いので安心してくださいね。
Q4:自社に合うか不安。お試しはできる?
A:お試し対応や無料相談を行っているところも増えています!
「いきなり契約はちょっと…」という方は、
まずは無料相談を活用して話を聞いてみましょう。
税理士法人や経理代行専門業者によっては、1ヶ月だけのトライアルやスポット依頼ができることもあります。
Q5:小さな会社や個人事業主でも大丈夫?
A:もちろん大丈夫です!むしろ小規模な事業者にこそ経理代行はおすすめです。
「人を雇うほどじゃないけど、経理の手間は減らしたい…」
そんな悩みを抱えるフリーランスやスモールビジネスの方には、経理代行はコスパのいい選択肢になります。
依頼する業務量も調整できるので、無理なく導入できるのがポイントですよ!
まとめ
今回は「経理代行」について、税理士との違いや、メリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しくご紹介しました。
経理代行サービスは、経理にかける時間とストレスをグッと減らせる心強い味方です。
特に忙しい経営者や、経理に苦手意識がある方にとっては、本業に集中できる環境をつくるための重要なパートナーとなってくれるはず。
ただし、業者ごとにサービス内容や対応範囲、価格帯もさまざまなので、しっかり比較・検討することが大切です。
そして、「税務申告まで含めて任せたい」「節税や資金繰りの相談もしたい」という方には、税理士に依頼する経理代行がぴったり!
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