税理士を変えるのは損?後悔しないために知っておきたいデメリットと注意点

「いまお願いしている税理士さん、正直ちょっと頼りないかも…」
「レスポンスが遅いし、税務の説明も専門用語ばかりでよくわからない」
「でも、税理士を変えるのって、何かデメリットがありそうで不安…」
そんな風にモヤモヤしている方、いらっしゃいませんか?
実は、税理士の変更は決して珍しいことではありません。
しかし、勢いで変えてしまうと「前よりもっとやりにくくなった…」なんて失敗につながることもあります。
この記事では、「税理士を変えるとどんなデメリットがあるのか?」を中心に、
変更時に気をつけるべきポイントや、失敗しないための判断軸について解説していきます。
さらに、実際に税理士を変えたことで得られたメリットや成功のコツも紹介しますので、
「このままでいいのかな?」と感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.そもそも「税理士を変える」という選択は珍しくない?
1.1.実は多い?顧問契約の見直し事例
1.2.変更=失礼ではない!税理士側の理解とは
2.税理士を変える主なデメリットとは?
2.1.過去の経緯が共有されにくく、引き継ぎに手間がかかる
2.2.新しい税理士との相性が合わない可能性
2.3.タイミング次第では手続きや業務がストップすることも
2.4.「料金が高くなった」などのコスト面の不安
3.こんなケースでは「変えない」方がよいかも?
3.1.現状に大きな不満がない
3.2.申告直前や繁忙期である
3.3.特定の業種や事情に詳しい税理士が必要な場合
4.逆に、税理士を変えるメリットもある!
4.1.最新の税制に対応できる/提案力が高まる
4.2.経営相談などのサポートが充実することも
4.3.コミュニケーションやレスポンスの質が改善される
4.4.「料金体系が明確」などの安心材料
5.失敗しない税理士変更のチェックポイント
5.1.今の税理士に対する不満・課題を明確にする
5.2.変更するなら「時期」はいつがベスト?
5.3.事前にやるべき!資料の整理と引き継ぎ準備
5.4.「無料相談」を活用して、新しい税理士の対応力を見る
6.よくあるQ&A
6.1.Q1. 税理士を変えるときに、必ず前任者に理由を説明しなければいけませんか?
6.2.Q2. 税理士変更にはどれくらい時間がかかりますか?
6.3.Q3. 税理士を変えると費用は上がりますか?
6.4.Q4. 前の税理士が作った申告書や帳簿に問題があった場合は?
6.5.Q5. 無料相談だけで依頼先を決めても大丈夫ですか?
7.まとめ
そもそも「税理士を変える」という選択は珍しくない?

「税理士を変えるなんて、自分だけかな…」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。
中小企業や個人事業主の方の中には、税理士との関係に疑問を感じて、見直しを検討するケースは意外と多くあります。
よくある理由としては、たとえば以下のようなものがあります。
- 相談しづらい・話しづらい
- 税務や資金繰りに関する提案がない
- 料金が不明瞭
- 毎年同じ処理の繰り返しで、経営支援が感じられない
- レスポンスが遅くて不安になる
特に創業後数年が経ち、経営のフェーズが変わるタイミングでは、
「このまま今の税理士でいいのかな?」と立ち止まって見直すことは、むしろ自然なことです。
実は多い?顧問契約の見直し事例
税理士と契約してしばらくすると、以下のように感じるタイミングで契約を見直すことが多く聞かれます。
📌 ケース1:売上が上がってきたのに、節税の提案が一切ない
→ 税理士を変えたことで、資金繰りや設備投資の相談ができるように!
📌 ケース2:連絡が取れず、申告直前にしか動いてくれない
→ チームでサポートしてくれる事務所に変えたことで、経営の「安心感」が増した
このように、事業の成長や環境の変化にあわせて「より合う税理士」を選ぶのは、経営判断のひとつと言えます。
変更=失礼ではない!税理士側の理解とは
「でも、税理士を変えるって、今の先生に申し訳ないような気がして…」
そんなふうに感じる方も多いのですが、ご安心ください。
税理士側も、顧問契約が「相性」や「信頼関係」で成り立っていることを理解しています。
すべてのケースで感情的になるわけではありませんし、むしろビジネスライクに「契約期間が終了した」と受け止める方も多いのです。
もちろん、突然の解約はトラブルの原因にもなりますので、丁寧に、段取りを踏んで進めることは大切ですが、「変えること」自体が非常識な行為ではありません。
税理士を変える主なデメリットとは?
税理士を変えることで得られるメリットもある一方で、やはり気をつけたい「デメリット」や「リスク」も存在します。
ここでは、よくあるトラブルや、見落としがちな注意点をしっかりご紹介していきます。
過去の経緯が共有されにくく、引き継ぎに手間がかかる
新しい税理士が、あなたのこれまでの帳簿・申告内容・経理のクセをすぐに把握できるわけではありません。
特に、引き継ぎ資料が不十分だったり、過去の処理にミスがあった場合は、確認作業に時間がかかることもあります。
また、前の税理士と連絡が取りにくい場合や、協力的でないケースでは、情報の受け渡しがスムーズにいかないことも。
こうした手間や不透明さが、不安材料になることがあります。
新しい税理士との相性が合わない可能性
「変えてみたら、前よりもっと話しづらくなった…」というお声も、実はゼロではありません。
税理士との関係は、単なる業務委託ではなく“信頼関係”がとても重要です。
メールや電話のやりとり、対応のスピード感、専門用語の説明の仕方など、「この人なら任せられる」と思えるかどうかは、相性次第。
せっかく変えたのに、また別の不満が出てしまっては本末転倒ですよね。
タイミング次第では手続きや業務がストップすることも
たとえば、法人決算や確定申告直前のタイミングで税理士を変更しようとすると、
引き継ぎが間に合わず、申告が遅れてしまう可能性もあります。
特に繁忙期(2〜3月の確定申告時期、法人決算月が集中する9月〜11月など)は、新しい税理士側も余裕がない場合があり、急ぎの対応が難しいことも。
タイミングによっては、一時的に業務が滞るリスクがあります。
「料金が高くなった」などのコスト面の不安
変更後に「思ったより料金が高かった」「オプションが多くて不透明だった」という声もあります。
例えば、「月額顧問料は安いけど、決算料が高い」「記帳代行は別料金だった」など、事前に料金体系をきちんと確認しておかないと、結果的にコストが上がってしまうケースもあるのです。
このように、税理士を変えることには、見えにくいデメリットもいくつかあるのです。
こんなケースでは「変えない」方がよいかも?
税理士を変えることにはメリットもありますが、必ずしも“変えた方が正解”とは限りません。
状況によっては、無理に変更することでかえって手間やリスクが増えることもあるのです。
ここでは、「今はまだ変えない方がよいかもしれない」代表的なケースをご紹介します。
現状に大きな不満がない
もし今の税理士さんが、
- 相談しやすく、説明も丁寧
- 税務処理が正確で、期限も守ってくれる
- 業界知識や節税提案なども一定レベルで提供してくれている
といったように、特に大きな不満がない場合は、わざわざ変更する必要はないかもしれません。
人間関係や業務の積み重ねによって築かれた信頼関係は、簡単に作れるものではありません。
「この人に任せておけば安心」という状態であれば、それは大切な資産とも言えます。
申告直前や繁忙期である
すでにご紹介したように、申告時期や決算前など、時間に余裕がないタイミングでの変更は注意が必要です。
引き継ぎが不完全なまま次の税理士へ移行すると、
- 申告内容に誤りが出る
- 修正対応で余計なコストがかかる
- 税務署への提出が遅れる可能性がある
などのリスクを招いてしまいます。
「今すぐ変えたい!」という気持ちがあっても、時期を見直すことで安全に進められることもあります。
特定の業種や事情に詳しい税理士が必要な場合
例えば、医療法人や建設業などの業種特融の税務処理が必要な場合であったり、海外取引やM&A、事業継承などの専門性の高いサポートが必要な場合には、現在の税理士さんがその分野に精通しているのであれば、無理に変えることで質が下がってしまう可能性もあります。
逆に言えば、「専門性」が今の税理士さんに足りないと感じる場合は、変更を前向きに検討してもよいかもしれません。
無理に変えることで「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、「今の関係にどれだけ満足しているか?どこに改善の余地があるのか?」を冷静に整理することが大切です。
逆に、税理士を変えるメリットもある!
これまで「税理士を変えるデメリット」や「注意すべきケース」を紹介してきましたが、
実際には、税理士を変更することで大きなメリットを感じている方もたくさんいらっしゃいます。
ここでは、実際にあったケースやよくある成功のパターンをもとに、税理士を変えることで得られるプラス面を紹介していきます。
最新の税制に対応できる/提案力が高まる
税制は毎年のように改正され、使える特例や優遇制度も変わっていきます。
にもかかわらず、古いやり方にこだわって最新情報をキャッチアップしない税理士の方も一部存在します。
一方で、事務所によっては、
- 常に最新の税制をチェックして節税を提案してくれる
- 業種や規模に合った補助金・助成金の情報を提供してくれる
- クラウド会計やDXにも積極的に対応してくれる
といったように、より積極的に「攻めの税務サポート」をしてくれる税理士もいます。
「ただ申告してくれる人」から、「経営を支えてくれるパートナー」へ。
そんな変化を感じたという声も、多く聞かれます。
経営相談などのサポートが充実することも
中小企業や個人事業主の経営において、「お金の相談ができる相手」はとても重要です。
顧問税理士が経営の現状を把握したうえで、融資・資金繰り・設備投資の相談にも乗ってくれると、経営者は非常に心強く感じます。
例えば、
- 日本政策金融公庫や制度融資のサポート
- 決算前に利益予測をもとにした節税アドバイス
- 事業拡大に向けたシミュレーションの実施
など、「税務+経営支援」をセットで行ってくれる税理士に変えることで、経営の幅が広がったという方も多いです。
コミュニケーションやレスポンスの質が改善される
税理士とスムーズに連携が取れないと、日々の経理や申告に支障が出ますよね。
実際に、「質問への返答が遅い・適切な回答ではない」「親身になって対応してくれない」「何を聞いても難しい言い回しでモヤモヤ…」などといったお悩みはよく聞かれます。
そんな中で、以下のような改善があったという声も多く聞かれます。
- 対応が早く、LINEやチャットツールでも柔軟にやりとりできる
- 説明がわかりやすく、初歩的な質問にも親切に対応してくれる
- 担当者が複数いるので、いつでも相談できる安心感がある
「話しやすい」「頼りになる」税理士に変わることで、ストレスが軽減されたというケースも珍しくありません。
「料金体系が明確」などの安心材料
今の税理士にモヤモヤを感じている理由のひとつに、「料金がよくわからない」という声もあります。
明細が出ず、毎年請求書だけが届く…というような状況では、不安になりますよね。
変更によって、
- 月額や年額の料金が事前に提示されている
- サービス範囲と追加料金が明確に分かれている
- 「顧問料に含まれる範囲」の説明が丁寧にされる
など、料金の“見える化”が実現できることもあります。
税理士変更には確かに不安もありますが、「変えたからこそ、こんなに変わった!」と前向きな変化を実感する方も多いです。
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失敗しない税理士変更のチェックポイント

「いまの税理士に少し不満があるけど、変えて失敗したらイヤだな…」
そう感じている方にこそ、ぜひ押さえておいていただきたい4つのポイントがあります。
今の税理士に対する不満・課題を明確にする
まず大事なのは、「なぜ変えたいのか?」をはっきりさせることです。
ただ「なんとなく合わない」「周りが変えているから」では、次に選ぶ税理士でもまた同じような不満を抱えてしまう可能性があります。
ぜひ不満の種類を具体的に言語化してみましょう。
- 「相談しづらい」「対応が遅い」 → コミュニケーションの質に不満がある
- 「節税の提案がない」 → 提案力や専門性に不満がある
- 「料金がよくわからない」 → 契約内容の透明性に不満がある
自分の求めていることが明確になれば、次に選ぶべき税理士の条件も見えてきます。
変更するなら「時期」はいつがベスト?
税理士の変更には「ベストタイミング」があります。
おすすめは、申告・決算の直後や、会計年度の切り替わり時期です。
この時期であれば、
- 年間の処理が一区切りついており、引き継ぎがスムーズ
- 書類や帳簿も整理されているので、新しい税理士も状況を把握しやすい
- 前任の税理士との契約解消もトラブルになりにくい
一方、申告直前のドタバタした時期に変更すると、書類の整理や業務の重複が発生してしまうこともあるため注意が必要です。
事前にやるべき!資料の整理と引き継ぎ準備
いざ税理士を変更しようとしたとき、「何を渡せばいいの?」と慌てないように、あらかじめ必要書類や情報を整理しておくと安心です。
【準備しておきたいものの一例】
- 直近3年分の決算書・申告書
- 会計ソフトのデータやログイン情報
- 現在の契約内容・報酬額がわかる書類
- 納税関係の通知書・控えなど
引き継ぎの負担を軽減するためにも、資料の整理と一元化は早めに進めておきましょう。
「無料相談」を活用して、新しい税理士の対応力を見る
いきなり契約するのではなく、まずは「無料相談」で相性を確認するのがオススメです。
無料相談では以下のような点をチェックするとよいでしょう。
- 話しやすい雰囲気か?こちらの話を丁寧に聞いてくれるか?
- 専門用語を使わず、わかりやすく説明してくれるか?
- あなたの業種や事業内容に対する理解がありそうか?
- 料金体系やサービス内容がクリアに提示されるか?
数社に相談してみることで、比較対象ができ、納得感を持って選ぶことができます。
特に「顧問税理士の変更は初めて」という方は、慎重かつ前向きに進めるために無料相談はとても有効な手段です。
税理士を変えるというのは、大きな決断かもしれません。
でも、上記のポイントを押さえておくだけで、「思い切って変えてよかった!」と思える確率はぐんと高くなります。
よくあるQ&A
税理士を変えるときは、初めて経験する方が多く、細かい点まで不安になりがちです。
ここでは、実際の相談現場でよくいただく質問をピックアップし、わかりやすくお答えします。
Q1. 税理士を変えるときに、必ず前任者に理由を説明しなければいけませんか?
A. 法的には必須ではありませんが、円満に契約を終了させるためには、簡潔に理由を伝えるのが望ましいです。
「サービスの方向性が合わなかった」「業務効率のため」など、感情的にならない表現がベターです。
税理士業界は比較的狭いため、後々のやり取りや引き継ぎがスムーズになるよう配慮しましょう。
Q2. 税理士変更にはどれくらい時間がかかりますか?
A. タイミングや引き継ぐ業務量によりますが、一般的には1〜3か月程度が目安です。
会計データの整理、契約書の締結、関係書類の引き継ぎなどを含めると、早くても数週間は必要になります。
そのため、申告直前や繁忙期の変更は避けるのが無難です。
Q3. 税理士を変えると費用は上がりますか?
A. 場合によります。税理士ごとに料金体系が異なるため、
「業務範囲」「サービス内容」「顧問料の設定方法(年額か月額か)」を比較する必要があります。
費用だけでなく、節税提案や対応スピードなど、総合的な価値で判断することが大切です。
Q4. 前の税理士が作った申告書や帳簿に問題があった場合は?
A. 新しい税理士が引き継ぎ時にチェックし、必要であれば修正申告や是正を行います。
ただし、過去の申告内容を100%保証してくれるわけではないため、引き継ぎ時に必ず現状の確認を依頼しましょう。
トラブル防止のため、過去数年分のデータは必ず手元に保管しておくことをおすすめします。
Q5. 無料相談だけで依頼先を決めても大丈夫ですか?
A. 問題ありませんが、最低でも2〜3社は比較することをおすすめします。
無料相談は、対応力・説明のわかりやすさ・フィーリングを判断する絶好の機会です。
焦らず比較検討することで、ミスマッチのリスクを減らせます。
まとめ
税理士を変えることは、経営や事業運営に大きな影響を与える重要な決断です。
確かに、変えることで得られるメリットもあれば、時期や状況によってはデメリットも存在します。
今回の記事でお伝えしたポイントを振り返ると――
- 税理士変更は珍しいことではなく、経営改善のきっかけになることも多い
- ただし、繁忙期や不満がない場合などは無理に変えない方がよいケースもある
- メリット・デメリットを整理し、自分の事業に合った判断をすることが大切
- 失敗を防ぐには、チェックポイントや比較検討のプロセスが重要
- 疑問点は早めに専門家へ相談し、不安を解消してから動くのが安全
つまり、「今の関係を続ける」か「新しいパートナーを探す」かは、冷静な情報整理と比較が重要です。
少しでも迷いや不安がある場合は、まずは気軽に無料相談を利用してみてください。
第三者の意見を聞くことで、自分では気づかなかった選択肢や改善案が見えてくるはずです。
私たち「税理士法人ストラテジー」は、経営の現場を理解した税理士が、あなたの状況を丁寧にヒアリングし、「変えるべきかどうか」の判断材料をしっかりお伝えします。
もちろん、ご相談は無料。無理な営業や押しつけは一切ありません。
- 今の税理士に対する不満や不安を整理したい
- 変更によるメリット・デメリットを専門家の視点で知りたい
- 税理士変更の具体的な流れや費用感を確認したい
こうしたお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度弊社にお話しいただけますと幸いです。
\無料相談実施中です☺/
\無料でご相談いただけますのでお気軽にご連絡ください☺/
