ビジネスローンおすすめ15選を比較!審査に落ちる理由や対策も解説【2025年最新】

ビジネスローンとは、法人や個人事業主が事業資金を借入れるために活用できるローン商品です。

銀行融資よりも審査スピードが早く、最短即日で借入れすることも可能であるため、ビジネスローンを活用して事業資金を調達する事業者も少なくありません。

また、ビジネスローンのなかには担保・保証人不要で利用できる商品も多く、中小企業・零細企業でも利用しやすい特徴があります。

ビジネスローンは法人・個人事業主にとって使い勝手の良い資金調達方法ですが、サービス内容は各社異なります。

最適なビジネスローンを見つけるためにも、本記事を通して各社のサービス内容について理解を深めていきましょう。

本記事では、どのビジネスローンを選べば良いか迷っている事業者の方に向けて、ビジネスローンをおすすめ15選をご紹介・比較していきます。

ビジネスローンの審査に落ちる理由や対策についても解説していくため、ぜひ参考にしてください。

目次

ビジネスローン15選を比較!おすすめの融資はこちら

ビジネスローンを利用する際は、融資スピードや担保・保証人の有無、オンライン完結かなど、できるだけ多くの項目を比較し、最適なサービスを見つけることが重要です。

各社のサービス内容を理解することで、満足度の高い資金調達を行えるようになります。

本章では、ビジネスローンおすすめ15選の特徴や利用条件等を紹介していきます。

AGビジネスサポート 事業者向けビジネスローン

AGビジネスサポート 事業者向けビジネスローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額1,000万円
金利(実質年率)3.1%~18.0%
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

AGビジネスサポートは、大手消費者金融「アイフル」のグループ企業が運営するビジネスローンです。

申込みを行った当日中に資金調達するできるうえ、資金用途に制限が設けられていないため、急な支払いや運転資金の補填などに活用できます。

また、利用に際して原則担保・保証人を用意する必要がないため、中小企業や零細企業、個人事業主でも利用しやすいです。

申込みから契約、入金まで、すべての手続きをオンライン上で完結できるため、銀行などの窓口へ行く暇がないという人でも気軽に申込みを行えます。

GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド

GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド
金融機関の種類銀行
融資限度額1,000万円
金利(実質年率)0.9%~14.0%
融資スピード最短2営業日
融資対象法人
担保・保証人原則不要
オンライン完結

GMOあおぞらネット銀行の「あんしんワイド」は、法人を対象としたオンライン完結型のビジネスローンです。

申込みから契約までの手続きをネット上で完結できるうえ、ビジネスローンで提出を求められることが多い決算書・事業計画書不要で利用できるため、ビジネスローンの利用にかかる手間を可能な限り抑えたい人におすすめです。

また、公式サイトにおいて「創業期や赤字でも借りられる」と明言しているため、他社で審査落ちした人でも、あんしんワイドでは審査に通過できる可能性があります。

あんしんワイドは「融資枠型ローン」となっており、融資枠内であれば何度でも借入できるため、現状資金に困っていなくても、もしもの備えとして契約しておくことも一つの手段です。

将来的にビジネスローンの利用予定がある人は、ぜひGMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドの利用を検討してみてください。

GMOあおぞらネット銀行の公式サイトへ

アクト・ウィル 法人向け事業資金融資

金融機関の種類ノンバンク
融資限度額1億円
金利(実質年率)7.5%~20.0%
融資スピード最短即日
融資対象法人
担保・保証人原則不要
オンライン完結

アクト・ウィルは、資金調達に困っている中小企業のサポートを専門とするローン会社です。

法人限定でビジネスローンを提供しており、300万円~最大1億円の大口融資に対応しています。

また、審査最短60分、入金最短即日の対応スピードも魅力の一つで、事業拡大や債務返済、つなぎ融資、設備投資など、様々な用途に借入金を活用できます。

2025年2月現在、小切手・手形を保有している人を対象に30日間利息無料キャンペーンを行っているため、大口融資を検討している人はぜひ利用を検討してみてください。

アクト・ウィルの公式サイトへ

MRF 個人事業主・法人向けローン

MRF 個人事業主・法人向けローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額3,000万円
金利(実質年率)15%以内
融資スピード最短3営業日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人担保:必要、保証人:原則不要
オンライン完結×

MRFは、西日本を拠点としてビジネスローン・不動産担保ローンを提供するノンバンク系のローン会社です。

MRFでは、利用者の用途に応じて以下の6つのプランを用意しています。

  • 長期間元金据置プラン
  • オーダーメイドプラン
  • ブリッジプラン
  • バリエーションプラン
  • 不動産事業向けプラン
  • 不動産事業向けプラン(3ヵ月償還型)

経営状況や資金用途に応じた最適なプランで融資を受けられるため、満足度の高い借入れを行える可能性が高いです。

ただし、MRFはオンライン完結に対応しておらず、契約の際には店舗へ足を運ぶ必要があります。

また、MRFの店舗の多くは西日本に所在しており、東日本は東京支店の1店舗のみとなっているため、東日本の法人・個人事業主にとっては利用しにくいビジネスローンだといえます。

MRFの公式サイトへ

りそな銀行 りそなビジネスローン「活動力」

りそな銀行 りそなビジネスローン「活動力」
金融機関の種類銀行
融資限度額1,000万円
金利(実質年率)3.15%~14.0%
融資スピード1週間ほど
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要(法人の場合は代表者の連帯保証)
オンライン完結

りそな銀行のビジネスローン「活動力」は、原則来店不要で利用できるカードローンです。

申込みから契約までの手続きをオンラインで完結できるうえ、24時間365日、いつでも申込みできるため、店舗に行く暇がない人や少ない手間でお金を借りたい人におすすめです。

また、個人事業主は担保・保証人不要、法人でも代表者の連帯保証のみで利用できる使いやすさも魅力の一つです。

もし、りそな銀行と一定期間の預金取引がある場合は、素早い資金調達が可能な「Speed on!」を活用することもできます。

Speed on!であれば、最短3営業日以内で資金調達を行うことが可能でき、お金に関する悩みを素早く解決できます。

セゾンファンデックス 個人事業主専用カードローン

セゾンファンデックス 個人事業主専用カードローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額500万円
金利(実質年率)6.5%~17.8%
融資スピード1週間ほど
融資対象個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

大手信販会社のセゾンファンデックスは、個人事業主専用のビジネスローンを提供しています。

個人事業主は、法人と比べて売上が不安定であることから融資の審査に通過することが難しい現状があります。

しかし、セゾンファンデックスの個人事業主専用ビジネスローンであれば、事業資金として年収の3分の1以上の借入れを行うことが可能です。

また、「融資枠型ローン」となっており、融資枠内であれば申請から最短数十秒で振込みを実行してくれるため、いざという時の安心材料となります。

オンライン完結で気軽に利用できるため、ぜひ利用を検討してみてください。

ファンドワン 事業者向けビジネスローン

金融機関の種類ノンバンク
融資限度額500万円
金利(実質年率)2.5%~18.0%
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結×

ファンドワンが提供する事業者向けビジネスローンは、素早く資金調達したい人におすすめのローン商品です。

ファンドワンの最大の魅力は圧倒的な審査スピードで、午前中までに申込みを行えば当日中に資金調達を行うことが可能です。

また、事業者向けビジネスローンの融資限度額は500万円と他社に劣るものの、不動産担保ローンや売掛債権担保ローンなど、複数の商品があり、最大1億円の大口融資を受けられる可能性があります。

借入れに関する相談は無料となっているため、気軽に問い合わせてみてください。

ファンドワンの公式サイトへ

楽天銀行 ビジネスローン

楽天銀行 ビジネスローン
金融機関の種類銀行
融資限度額1億円
金利(実質年率)楽天銀行所定の利率
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則必要
オンライン完結

楽天銀行が提供しているビジネスローンは、楽天銀行の普通口座を保有している法人・個人事業主を対象としたローン商品です。

銀行系のビジネスローンでは珍しい最短即日での融資が可能で、オンライン完結で手続きを行えます。

しかし、担保・保証人が原則必要であるうえ、決算書もしくは確定申告書3期分の提出が必要であるため、創業初期や赤字決算が続いている法人・個人事業主が利用することは難しいといえます。

デイリーキャッシング ビジネスローン

デイリーキャッシング ビジネスローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額5,000万円
金利(実質年率)5.2%~14.5%
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

デイリーキャッシングが提供するビジネスローンは、オンライン完結で全国どこからでも利用することが可能です。

資金用途に制限はなく、設備投資や認知度向上、資金ショート回避など、事業に関することであれば、問題なく借入金を活用できます。

また、返済期間が最長30年に設定されるため、余裕を持ったプランで返済を行えます。

ただし、2025年1月17日より新規の受付を中止しており、2025年2月現在も再開のお知らせは出ていません。

サービス再開時期は完全に未定であるため、急ぎで資金調達を行いたい人は別のビジネスローンの利用を検討しましょう。

デイリーキャッシングの公式サイトへ

PayPay銀行 ビジネスローン

PayPay銀行 ビジネスローン
金融機関の種類銀行
融資限度額1,000万円
金利(実質年率)1.8%~13.8%
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要(法人代表者の連帯保証が必要)
オンライン完結

PayPay銀行のビジネスローンは、資金調達コストを抑えたい人におすすめのローン商品です。

銀行系ならではの1.8%~の利息で融資を受けられるうえ、利息以外の手数料や維持費用は一切かかりません。

PayPay銀行への支払いは、元金+利息のみとなっており、無駄な資金調達コストを抑えられます。

また、毎月2,000円~から返済できる点も魅力の一つです。

資産状況や経営状況に応じて毎月の返済負担を決められるため、無理のないペースで返済を行えます。

申込み~契約までの手続きはすべてオンライン上で完結できるため、ぜひ利用を検討してみてください。

オージェイ 無担保融資

オージェイ 無担保融資
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額1億円
金利(実質年率)10.0%~18.0%
融資スピード最短即日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要(法人代表者の連帯保証が必要)
オンライン完結×

オージェイの無担保融資は、その名の通り担保・保証人を用意する必要がないビジネスローンです。

法人の場合は、保証人として代表者の連帯保証が必要となりますが、それ以外の担保・保証人を用意する必要がないため、少ない手間で融資を受けることが可能です。

また、最大1億円の大口融資も可能で、設備投資をはじめとする様々な用途に活用できます。

申込みを行った当日中に融資を受けることもできるため、急いで資金調達したい人はぜひ利用を検討してみてください。

オージェイの公式サイトへ

東京スター銀行 スタークイックビジネスローン

東京スター銀行 スタークイックビジネスローン
金融機関の種類銀行
融資限度額1,000万円
金利(実質年率)4.5%~14.5%
融資スピード最短5営業日
融資対象法人、個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

東京スター銀行が提供する「スタークイックビジネスローン」は、店舗へ一切足を運ぶ必要がないオンライン完結型のビジネスローンです。

職場や自宅からでもオンライン上で手続きを進められるため、利用にかかる手間や時間を大幅に削減できます。

また、ご利用対象者の条件に「保証会社(アイフル株式会社)の保証が受けられる方」という項目があるため、実質的には消費者金融並みに審査通過率が高いことが予想されます。

利息が低い銀行系のビジネスローンで融資を受けたい人は、ぜひ利用を検討してみてください。

アコム ビジネスサポートカードローン

アコム ビジネスサポートカードローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額300万円
金利(実質年率)12.0%~18.0%
融資スピード最短即日
融資対象個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

大手消費者金融アコムが提供する「ビジネスサポートカードローン」は、個人事業主専用のビジネスローンです。

ビジネスローンは事業資金を調達するための手段として利用されることが一般的ですが、ビジネスサポートカードローンの資金用途には制限がなく、事業資金だけでなく個人的な資金としても活用できます。

また、ビジネスサポートカードローンは、総量規制の対象外ローン商品となっているため、年収が300万円の人でも100万円以上の借入れが可能です。

オンラインで手続きを完結できるうえ、最短即日で資金調達できるため、ぜひ利用を検討してみてください。

キャレント スーパーローン

金融機関の種類ノンバンク
融資限度額500万円
金利(実質年率)借入額100万円未満:13.0%~18.0%

借入額100万円以上:7.8%~15.0%
融資スピード最短即日
融資対象法人
担保・保証人原則不要
オンライン完結

キャレントのスーパーローンは、法人専用のビジネスローンです。

スマホ一つで手続きを完結でき、即日振込にも対応しています。

また、ビジネスローンの申込み手続きに関して面倒なイメージを持たれている人も多いと思いますが、スーパーローンの申込み手続きは最短3分で完了します。

申込み手続きを行わずに簡易的な審査を受けたい人は、スーパーローンの公式サイトにある「ネット借入れ診断」に設立年数、他社借入金額、遅延の有無の3つの情報を入力すれば、わずか3分ほどで審査結果を知ることが可能です。

入金スピード・利便性の高さに魅力のあるビジネスローンであるため、ぜひ利用を検討してみてください。

プロミス 自営者カードローン

プロミス 自営者カードローン
金融機関の種類ノンバンク
融資限度額300万円
金利(実質年率)6.3%~17.8%
融資スピード最短即日
融資対象個人事業主
担保・保証人原則不要
オンライン完結

大手消費者金融プロミスの「自営者カードローン」は、個人事業主を対象としたビジネスローンです。

最大の魅力は資金用途に制限がないことで、融資枠内であれば事業資金にも、生活費の足しにも活用できます。

また、ノンバンク系ならではの審査スピードを誇っており、最短即日で資金調達を行うことが可能です。

コンビニに設置してあるATMから24時間365日いつでも引き出せるため、外出先で急な資金需要が発生した場合でも、問題なく対処できます。

ノンバンク系のビジネスローンのなかでは、比較的利息が低いローン商品となっているため、資金調達コストを抑えたい人にもおすすめです。

ビジネスローンの比較ポイント3選!

ビジネスローンを利用する際は、まずビジネスローンを利用する目的や資金調達したい金額を明確にし、最適なビジネスローンを探すことが重要です。

意図に反するビジネスローンを利用してしまうと、即日で借りたいのに3営業日待たなければいけないなど、満足度の低い資金調達になってしまいます。

納得のいく形でビジネスローンを利用するためにも、以下で解説する3つの比較ポイントを意識して、最適なビジネスローンを探してみてください。

ビジネスローンの比較ポイント3選
  • 申込みから融資実行までのスピードが早い会社を選ぶ
  • 借入可能額が幅広い会社を選ぶ
  • 金利の安いビジネスローンを選ぶ

申込みから融資実行までのスピードが早い会社を選ぶ

比較ポイントの1つ目は、申込みから融資実行までのスピードの早さです。

申込みから融資実行までのスピードの早さは「入金スピード」と呼ばれますが、入金スピードは銀行系かノンバンク系かだけでも大幅に異なります。

まず、銀行系は審査が厳しいメガバンクやネット銀行が運営しているビジネスローンであるため、比較的入金スピードが遅い傾向にあります。

申込みから融資実行までのスピードは、3営業日~1週間ほどとなっているビジネスローンが多く、即日で融資を受けたい人には向いていません。

一方、信販会社や消費者金融が運営しているノンバンク系は、銀行系と比べて審査や手続きが簡易的であり、即日で融資を受けられるサービスが多い傾向にあります。

特にアイフル、プロミスなどの大手消費者金融が運営しているビジネスローンでは、即日で融資を受けられる可能性が高いため、ぜひ利用を検討してみてください。

申込みがオンラインで完結するサービスは審査が早い

申込みから融資実行までのスピードを重視する人にはノンバンク系のビジネスローンがおすすめですが、そのなかでも特に申込みから契約までの手続きをオンラインで完結できるローン商品は、審査が早い傾向にあります。

オンライン完結のビジネスローンであれば、職場や自宅から借入れ手続きを進められ、契約に際して店舗等を訪れる必要がないからです。

ビジネスローンを提供している会社としても、顧客に対する対応が簡素化され人件費を抑えられるメリットがあるため、利息が低く設定されるケースもあります。

借入可能額の範囲を確認!事業に必要な資金は?

比較ポイントの2つ目は、借入可能額です。

ビジネスローンの借入可能額は各社によって異なっているため、借入可能額を比較せずに申込みを行ってしまうと、希望金額を調達できない可能性があります。

また、ビジネスローンは銀行融資と比べて大口融資に対応していない傾向にあり、数十万~数百万の範囲で借入可能額を設定している会社がほとんどです。

もし、事業に必要な資金が借入可能額を上回っている場合は、銀行融資や日本政策金融公庫からの融資を検討したほうが良いでしょう。

各社を比較してできる限り金利の安いローンを選ぶ

比較ポイントの3つ目は、金利の安さです。

低金利のビジネスローンを利用すれば、毎月の利息の返済負担も抑えることができ、結果として返済総額を抑えられます。

ビジネスローンの金利は各社「○○%~○○%」といった形で公表していますが、実際には申込者の経営状況や信用情報、借入希望金額など、様々な要素を審査したうえで決定されます。

最低金利が1%~のビジネスローンでも、1%台で借入れできるケースはほとんどありません。

金利が安いビジネスローンを選ぶためには複数社に見積もりを出してもらい、比較することが重要です。

ただし、あまり多くのビジネスローンに申込みを行うと「申込ブラック」に陥ってしまい、借入れ自体ができなくなる可能性もあるため注意が必要です。

ビジネスローンの審査に落ちる理由を解説

ビジネスローンの審査は、銀行融資と比べて通過しやすい傾向にあるものの、必ず審査に通過できるとは限りません。

事前に審査に落ちる理由を把握し対策を行うことで、審査通過率を高められます。

ビジネスローンの審査に落ちる理由は、主に以下の3つです。

ビジネスローンの審査に落ちる理由
  • 個人や法人の信用情報に金融事故歴がある
  • 法人税や住民税などの税金や社会保険料の滞納
  • 赤字決算が続いていたり債務超過の状態である

個人や法人の信用情報に金融事故歴がある

審査に落ちる理由の1つ目は、信用情報に金融事故歴があることです。

ビジネスローンの審査では、申込者の経営状況だけでなく、信用情報も重視されます。

信用情報に自己破産や債務整理、長期間の滞納などの金融事故歴がある場合は、「きちんと返済できるのか?」という疑念を抱かれてしまい、審査落ちとなるケースがほとんどです。

また、個人事業主の場合は、携帯料金の滞納でも金融事故として記録されてしまう可能性があるため、注意が必要です。

金融事故歴がある状況でビジネスローンの審査に通過することは不可能に近いため、金融事故歴が消えるまで一定期間空けることをおすすめします。

法人税や住民税などの税金や社会保険料の滞納

審査に落ちる理由の2つ目は、法人税や住民税などの税金や社会保険料の滞納です。

税金や社会保険料の支払いは国民の義務であり、滞納した場合は税務局による税務調査や差し押さえが行われます。

もし、税務調査によって不正に税金・社会保険料を滞納していることが発覚した場合、法人・個人が所有する財産は差し押さえられ、滞納分の支払いに充てられることになります。

差し押さえた財産から滞納分の支払いを差し引いた金額は滞納者に返還されるものの、それほど大きな金額が残るとは考えにくいです。

滞納者の手元にお金が残らないとなると、ビジネスローンを提供する会社としても貸付金を回収できない可能性が高まるため、融資実行の判断を下すことが難しくなってしまいます。

ビジネスローンの審査に通過するためには、税金・社会保険料の滞納を解消することが重要です。

赤字決算が続いていたり債務超過の状態である

審査に落ちる理由の3つ目は、赤字決算が続いていたり債務超過に陥っている場合です。

赤字決算が続いていたり、債務超過に陥っていると、返済能力がないと判断され、審査に落ちてしまうことになります。

とはいえ、ビジネスローンを提供する会社は、決算書や事業計画書から将来的に黒字になる可能性が高い場合は、融資を実行します。

実際に「赤字決算でも申込みOK」と明記しているビジネスローンも多いため、一度申込みを行ってみるのも一つの選択肢として考えて良いでしょう。

ただし、資産額が借入額を下回っている債務超過に陥っている場合は、審査に落ちてしまうケースがほとんどであるため、まずは現在の借入額を減らすことを考えてください。

ビジネスローンの審査に落ちた場合の対策

銀行融資よりも審査に通過しやすいビジネスローンですが、経営状況や信用情報が原因で審査に落ちてしまう法人・個人事業主も少なくありません。

とはいえ、ビジネスローンの利用を検討しているのであれば、何らかの資金需要が発生していると思うため、別の方法で資金調達を行う必要があるでしょう。

ビジネスローンの審査に落ちた場合の対策としては、主に以下の4つの手段が挙げられます。

ビジネスローンの審査に落ちた場合の対策
  • ファクタリング
  • 請求書カード払い
  • カードローン
  • 補助金・日本政策金融公庫からの融資

ファクタリングなら売掛金を即現金化できる

ファクタリングとは、取引で発生した売掛金を現金化できるサービスです。

ファクタリングの仕組みは以下の通りです。

  1. 売掛金の発生
  2. ファクタリング会社に売掛金を売却
  3. ファクタリング会社から買取代金が入金される
  4. 本来の支払期日に売掛先から売掛金が入金される
  5. 売掛金をファクタリング会社へ返済する

ファクタリングは、ビジネスローンの審査に落ちた人でも利用しやすいサービスとなっています。

なぜなら、ファクタリング審査では売掛先の信用情報や経営状況が重視され、利用者の信用情報・経営状況が審査に与える影響はほとんどないからです。

自社の経営状況・信用情報に問題があっても、売掛先側に問題がなければファクタリング会社は「回収できる」と判断するため、審査に通過できます。

また、ビジネスローンよりも入金スピードが速く、なかには申込みから1時間ほどで買取代金が着金するケースも珍しくありません。

ビジネスローンの審査に落ちてお悩みの人は、ぜひファクタリングを活用してみてください。

請求書カード払いは支払いを後回しにできる

請求書カード払いとは、取引先から受け取った請求書の支払方法を銀行振込からクレジットカード払いに変更し、支払いを後回しにできるサービスです。

借入れ方法ではありませんが、資金繰りの悪化を回避するための手段として有効です。

また、利用に際して審査が実施されず、簡易的な手続きのみで利用できるため、ビジネスローンの審査に落ちた人でも問題なく利用できます。

取引先への支払いに困っている人は、ぜひ請求書カード払いを活用してみてください。

カードローンは事業用途でも利用できる即時融資

カードローンとは、個人向けの融資サービスです。

一般的には趣味や生活費に充てるお金を借入れする人が多いですが、資金用途に制限がないため、事業用途で借入れることが可能です。

カードローンは個人向け融資ということもあり、借入額50万円までなら収入証明書等の提出を求められません。

個人事業主で赤字決算に陥っている場合も、自己申告の年収と信用情報のみで審査が実行されるため、ビジネスローンの審査に落ちたとしても利用できる可能性があります。

ただし、カードローンは総量規制の対象であるため、年収の3分の1以上を借入れすることは不可能です。

赤字決算によって年収が少ない場合は、希望金額を調達できない可能性があるため注意が必要です。

補助金や日本政策金融公庫からの融資を再検討

補助金や日本政策金融公庫からの融資を検討することも一つの手段です。

補助金や日本政策金融公庫からの融資などの公的支援制度では、一般的に信用情報の照会が行われないため、債務整理等の金融事故歴がある人でも問題なく利用できます。

また、補助金に至っては返済不要で事業資金を受け取れるため、債務超過や利息による資金繰りの悪化に陥る可能性がありません。

ただし、補助金・日本政策金融公庫からの融資は入金スピードが非常に遅く、補助金の場合は申請から2ヵ月ほど、日本政策金融公庫からの融資は申込みから2週間~1ヵ月ほどの時間を要してしまいます。

入金スピードを重視している人には向いていませんが、好条件での借入れを希望している人にとっては再検討したほうが良い手段だといえます。

運営元

熊本・八代・東京に拠点を構える税理士法人ストラテジーです。中長期的なコンサルティング契約からスポットでの相続関連業務、経理代行業務まで、ご相談者様に合った解決方法をご提案させていただきます。

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